広島県のNさんの依頼で、初期型1600SSSの修理を行いました。
ご実家にあった福山5ナンバーのノーマル車です。ただし、車輌の状態は海岸が近いということで、塩害で外観の錆はかなりひどいですが、メンバー部やフロアはわりと良好です。
今回は、レストアとかいう依頼ではないので、機能優先で作業をしました。
当店の担当はエンジン、キャブレター、冷却系、ヒーター、ブレーキ、ミッション、デフ等です。
この車は、年末にイギリスに向けて船積みし、自走で日本まで帰ってくる予定です。詳しい経路は決定していません。
エンジンもパワーアップというより、トルクアップで燃費を稼ぐ方向とし、ボアを86φにして、L16改の1,712ccとしました。カムシャフト&キャブレター(SU)もノーマルです。
現地での修理というのもアメリカやオーストラリアではないので、パーツの調達は困難なので、信頼性重視ということで、燃料ポンプもメカ式、デスビもポイント式としました。
ラジエターも、ボディに大きなストレスがかかってもパンクしないようボディにゴムマウントにしたり、キャブレターのリンケージもジョイント部分をすべてピロボールに変更しました。ラジエターキャップ、オイルキャップ等も紛失しないようワイヤでつないであります。
ミッションは、やはり信頼性という意味で47年型のワーナータイプ(F4W63L)に変更しました。デフはダートを走るのでLSD付としました。
せっかくエンジン等もたいへん美しくなったので、エンジンルームもグレーでペイントしておきました。エンジンルームは、オイルとシャシーブラックで真っ黒だった為、奇跡的に状態は良かったです。
ブレーキは、初期型はシングルマスターなので、やはり安全性を考慮して、タンデムマスターに変更。
パイプ等を新たに作成しました。
Fガラスも合わせガラスです。
510で、旧車のサファリラリーや、SCCAのレースに遠征してみたい人いませんか?
尖ったところに行く人、応援します!
エンジンの作業内容
チューニングエンジンではない為、下記のスタンダードメニューです。
(ヘッド)
◎バルブガイド入換
◎バルブシート製作&シートカット
◎修正面研
◎ポート研磨&段付修正
◎バルブフェイス修正
◎水穴の腐食が3ヶ所あった為、アルゴン溶接
◎メタルヘッドガスケット
◎強化バルブスプリング
(腰下)
◎86φボーリング
◎水穴メクラブタ脱着
ウォーターギャラリー洗浄
◎クランクシャフトラッピング
◎コンロッド重量合せ
◎コンロッド フルフロー加工
◎NISMOメタル
◎TURBO用オイルポンプ
◎強化コンロッドボルト |
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